セミナー・イベント報告 印旛沼環境フェア 報告 2008年02月23日 (土)
22日、第5回印旛沼再生行動計画大会に出席。これは、印旛沼の環境を改善するために千葉県各地で行われている取り組みを発表する大会。千葉県副知事、佐倉市長が主催者として、来賓も国土交通省関東地方整備局長、環境省、農林水産省、千葉県議員などが出席。
内容は、印旛沼の現状や将来像などの紹介、地域小学生による研究発表、印旛沼の昔を語るコーナー、など。
印象に残ったのは、小学生の発表。印旛沼を汚しているのは自分達だと訴えていた。子供たちは素直に感じたことを素直に訴えている。聞いている大人たちがどう感じたのか。1992年のリオでの地球環境サミットで行われたセヴァン・スズキのスピーチを思い出しました。また、印旛沼の昔を語るコーナーでは70歳を越えた方がパネルディスカッションを。昔は印旛沼と生活に密着していたため、とても大切にしていた。家庭排水を印旛沼に流すなど、考えられない。と、話していました。


23日、環境フェア。昨年に引き続きブース出展。ピンクのジャンパーを着たスタッフがとても目立ち、アンケートを実施しているブースも他にはないため、早々から人だかりになってしまいました。おかげさまで、昨年に続いて来てくれる人も多く、シナリーの知名度は上がってきたことが実感でき、継続することの大切さを感じた。今年のアンケートは、もっと印旛沼に直面した内容にして、生活排水を見直すよう訴えかけるものにしました。他のブースの出展も見てみましたが、石油化学物質のことに触れているところは一つもなく、富栄養によって「アオコ」が異常発生して印旛沼を汚染していることだけを訴えているのが印象的。主催者側も、家庭排水の影響が大きいと謳っていますが、相変わらず”米のとぎ汁を流すな”、”無洗米を食べよう”など。シャンプーや洗剤については、”決められた用量以上使わないようにしよう”というところまで。
地元の人達がこう言っていました。「確かに多少はきれいになってきているが、生物が帰ってこなければ本当の意味ではない。」その通りだと思いましたし、そのために何をしたらいいのかをもっと考えなければと思いました。
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